エコーとナルキッソス#1

言葉とは私たちにとってどのような存在なのか。
世界中に伝わる昔話、聖書や仏典などにも
その教えは広く伝えられています。
聖書の有名な一説
「はじめに、言葉があった」
「人の生きるはパンのみにあらず。
神の口より出ずる全ての言葉による。」
などは有名です。

ギリシャ神話に出てくる神々や妖精達は
絶対的な力がありながら
感情に流されたり、浮気や嫉妬に溺れたり…
どこか人間クサイところがありますね。

エコーとナルキッソスの悲劇。
これは伝え合う言葉の大切さを思い知らされます。

河川の神ケーピソスの息子として生まれたナルキッソスは
誰もがあこがれる美少年でした。
多くの女性やニンフ(妖精)は彼に一目惚れをします。
いつも女性にちやほやされるナルキッソス。
そして、例外なく、
ニンフのエコーも彼に恋をします。
おしゃべり好きで、明るい森の妖精です。

ある日、全能の神ゼウスが森にやって来ました。
仲間のニンフと浮気をしているのです。
ゼウスの妻・ヘラがそれを察して追いかけてきました。
慌てたエコーはヘラを得意のおしゃべりで引き止めます。
しかし、嫉妬に狂うヘラにはバレてしまいます。

by 1996utc | 2008-11-26 19:50 | エコーとナルキッソス