エコーとナルキッソス#5

人には“人間的な感情をつかさどる新しい脳”と
“機械のような生命維持システムの古い脳”があります。
そしてこの2つの脳はしっかり連動します。

例えば、梅干を想像すると唾液が出ます。
これは新しい脳で想像したことに
古い脳が反応して唾液を出させるのです。
しかし、本当は梅干を食べていません。
自律神経(古い脳)は本当の事と想像した事を
区別できないのです。
本当に梅干を食べても想像だけしても唾液を出させてしまいます。

これには化学的な原因があります。
大脳皮質でイメージされた事は
事実にかかわらず本当の事として自律神経に伝わり
そのまま体の機能として実現されるようにプログラムされているのです。

「楽しいね(^◇^)♪」
「幸せだね(^_^)/」
と言ったり聞いたりしていうちに
自律神経がそれを受け止め本当に楽しくて幸せな毎日を送れるようになる。
逆に「つまらない(-_-)」
「どうせ私なんか(;一_一)」
が口癖の人は
自分のセルフイメージを落としてしまって本当に味気ない人生になってしまう。
精神論や怪しげな自己啓発で多々使われる理論ですが、
大脳生理学に基づく科学的事実でもあるのです。

「消えてしまえ」とずっと口にしているうちに本当に消えてしまったエコー。
古代ギリシャの人達は大脳皮質の事など知るはずもないのですが
この物語には説得力があります。

あなたの周りにも「私はダメだから…」が口癖で
自ら自分を不幸にしてしまってる人、
いませんか??


そしてもう一つ、このお話には大切なテーマがあります。

by 1996utc | 2008-12-01 17:06 | エコーとナルキッソス  

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